日々の生活の中で「こういうものがあったらいいな」の発想は、子育て、環境、地域福祉、など様々な分野にあります。まちを豊かに暮らしやすくするための解決として、生活者自らが行動を起こすことを支援するために必要な資金を融資しています。
融資先の団体の活動や事業内容は、市民の立場で生まれたNP0や市民事業で、事業の内容は多岐に亘り、地域福祉、住まい方、環境、自然エネルギー、文化、生活弱者への居場所、就労支援、ワーカーズ・コレクティブ※などです。融資のための審査は市民と有識者で構成される東京CPB市民審査委員会が財務諸表や現地視察などで実績を検証することと、社会貢献や先駆性などで社会的価値を審査することが判断規準となります。 融資先
(※出資、労働、経営をメンバー全員が担う協同組合型の労働組織)
◆ 融資の条件 2023年6月を持ちまして終了しました。
東京コミュ二ティパワーバンク東京CPBの融資のしくみ
●融資をうけるには
・東京CPBは、会員同士のたすけあいの金融です。融資をうけるためには、出資をして東京CPBの会員になることが必要です。出資案内
●融資の対象は
・東京CPBの会員で、東京都内一円の社会的企業(NPO、ワーカーズ・コレクティブなど)の 特定非営利活動20分野(特定非営利活動促進法別表)に該当する事業に融資します。
●融資の条件
・融資額:出資金の10倍まで1000万円以内融資します。ただし、補助金等の入金が確定している事業へのつなぎ資金としての融資(つなぎ融資)は、出資金の30倍まで1000万円以内融資します。
・金利:1%~5%
・返済期間:最長5年(つなぎ融資は1年以内)
・無担保・連帯保証人2名以上
●手数料等
・書類申請手数料:5,000円
・審査料:10,000円(融資金額が200万円以下の場合は不要)
●返済方法:原則として元利均等月賦返済。1年以内のつなぎ融資の場合は、一括返済も可。
◆ 融資までのながれ 2023年6月を持ちまして終了しました。
・申込を受けた団体については、市民と有識者で構成された、東京CPB市民審査委員会による書類審査、訪問審査、東京CPB市民審査委員会による面接審査を経て東京CPB理事会にて決定します。
・融資申請から融資実行までは、平均2ヶ月ほどかかります。
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内 容 |
必要書類 |
融資相談と 東京CPB融資の 説明 |
申請書類等を提出いただく前に、 東京CPBの融資の説明と、事業 の内容を伺っています。 |
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融資申請 書類審査 |
市民審査委員が書類審査を 行います。 |
・資金借入申込書 ・資金使途を確認するための書類 ・収支計算書・貸借対照表及び 付属明細書3ヵ年分 ・財産目録3ヵ年分 ・資金繰り表 (全融資期間の年別および 1年目の12ヶ月の月別) ・借入を議決した議事録 ・事業計画書 ・定款・規約等 ・ニュースレター等 ・総会議案書 (つなぎ融資の場合は) 補助金・助成金交付決定通知書 ・法人登記簿謄本 (法人格のある団体) ・法人印鑑証明書 (法人格のある団体) ・連帯保証人関連資料※ |
訪問審査 |
書類審査通過後、市民審査委員 が、事務所や施設を訪問します。 |
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面談審査 |
団体の代表責任者、連帯保証人 の方と、東京CPB市民審査委 員会が面談し、審査を行います。 |
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東京CPB 理事会 |
市民審査委員会の審査結果を受 け、東京CPB理事会にて融資 を決定します。結果は、融資審 査結果通知書でお知らせします。 |
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契約 |
通知後、契約を交わします。 |
契約前説明書 連帯保証契約説明書 金銭消費貸借契約証書 口座振込依頼書 |
融資実行 |
契約後、手数料等を差し引いた 額を振込みます。 |
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半年後の 見回り相談 |
融資の半年後に東京CPB理事、 東京CPB市民審査委員が融資 した事業の現場を訪問し、事業 の遂行状況をヒアリングします。 |
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※連帯保証人関連資料:
①住民票 ②印鑑証明書 ③公的本人確認資料(運転免許証・パスポート写し等) ④源泉徴収票
◆ ともだち融資団
「ともだち融資団」とは、融資を受けたい方が、事業への賛同者を集めることで融資が受けやすくなる、という東京CPB独自のしくみです。
●「ともだち融資団」を設立するには
・4名以上の賛同者(ともだち)に、東京CPBの出資者(出資について)となってもらい、東京CPBに「ともだち融資団設立申請書」を提出して下さい。
●「ともだち融資団」のメリット
単独では出資金の調達が難しい団体が、賛同者の助けをかりて出資金を用意することができます。東京CPBは、多数の賛同者がいることを評価して、金利を通常より0.5%低くして融資します。「ともだち融資団」は事業を見守る応援団です。
金利については、情勢によって変更になる場合があります。
◆ 100%ともだち融資団
2014年、東京CPBは、特定の団体のために新しい個別の財源をつくり融資する、「東京CPB100%ともだち融資団」をスタートさせました。
団体にとっても、東京CPBにとっても、有利な条件で融資することができます。
出資する人には、自身の興味関心に沿ってお金を生かせるメリットがあります。
「あ なたのお金に意志をもたせませんか?」「意志あるお金の生かし方はここにありますよ」と東京CPBを、また第1号となった「(特非)ACT・人とまちづく り」や第2号「(特非)環境まちづくりNPO エコメッセ」の事業の独自性や先駆性を知っていただく、またとないチャンスでもありました。
詳しくは、東京CPB通信22号をご参照ください。
「東京CPB100%ともだち融資団」を上智大学の藤井良広教授が紹介してくださいました↓↓